広島が西武、ソフトバンクとの争奪戦を制し、獲得を決めた秋山翔吾外野手(34)の入団会見を、30日のヤクルト戦(マツダ)前に行うと28日に発表した。

 当初、古巣・西武とソフトバンクの一騎打ちと見られていた争奪戦は秋山の帰国翌日、21日に〝ダークホース〟広島の登場で三つどもえの展開に。それから6日後の27日に電撃的な広島入りで幕を閉じた。

 入団決定後に交渉役の広島・鈴木清明球団本部長(68)は「後ろに応援団はいっぱいいた。彼らが一生懸命動いてくれたのだと思う。人間性はみんなから聞いていた」と発言。では〝応援団〟とは誰だったのか。

 秋山と親友のツインズ・前田健太投手は、この件で沈黙を守っていたが、28日になって自身のインスタグラムを更新。「秋山翔吾選手がカープへ」と題した投稿の中でこう記した。

「アメリカで対戦出来なくなったのは寂しいけど新しくプレーする環境が決まり嬉しい気持ちも。カープでアキの野球に取り組む姿勢や技術をたくさんの選手に伝えてほしい。

 みなさん勘違いされてる方もたくさんいますが僕が後押ししたとかはないですよ。僕にそんな力はありません。彼自身が球団の方と話をして、魅力を感じたから決めた事。すごく大変で難しい決断だったと思う。

 彼は素晴らしい人間、野球人です。みなさん僕の親友をよろしくお願い致します」

 この真相に少しでも触れる事実が30日の入団会見で秋山の口から語られるのか、注目だ。