中日・波留敏夫打撃コーチ(52)が不甲斐ない野手陣へ奮起を促した。

 11日の日本ハム戦(札幌)で0ー10と今季11度目の零封負け。先発した岡田が初回3失点KOされた誤算はあったものの、散発5安打で1得点も奪えなかった貧打の方が問題なのは明らかだ。

 打線の状態について波留コーチは「良くない。(前カードの)ロッテの時から変化球攻めされて、それからちょっとみんな受けるようになって真っすぐを打ちにいけない。変化球も泳がされる形になっている。全体的にそうなってしまった。『積極的に打ちにいきなさい』と言っているが、なかなか直るものじゃないが練習で打破していくしかない」と説明する。

 じっくりボールを見ていく作戦もある中で「見ていったって一緒じゃないですか。とにかく手数を出さないと、どうにもならない。それ以前にそういう形がウチのバッターは出来ていない。はっきり言って勝負になってないような形なんで『しっかりと投手と勝負していきなさい』と伝えていかなあかんですね」と語気を強める。

 この日、唯一の得点圏だった3回一死二塁で岡林、ビシエドが倒れた(溝脇は四球)。「そこで(あと1本)出るか出ないかは一番のウチの課題。そういう打席でいかに何を狙うのか、どこのコースをいくのか、しっかり自分で腹を決めて打席に立たないことには打てない。野球とはそういうもの。『それであかんかったら仕方ないくらい腹決めてやりなさい』と来てからずーっと言っている。そういうのが浸透していくまで、ちょっと時間かかると思いますけど、根気強く意識から変えていかないと」と訴える。

 その上で「打てへんかったら、どうするんやと。四球を取るとか、そういうことを誰がやっているんですかと。それができないから点が取れなくなっているのが現状、現実だからそれを全員で考えて対応できるようにしていこうと口うるさく森野コーチも言っている。まだ選手たちが自分らで野球をやってない。まだやらされている。今できなくてもいいから、とにかくちょっとずつ成長していきましょう、意識を変えてくれとしか言ってない。僕らが下を向いても仕方がない」と前向きに話す。

 立浪監督が中村紀一軍打撃コーチと波留二軍打撃コーチとの配置転換を5月23日に急きょ、断行。それだけに波留コーチは「実際、春から彼らのことを一個も見てないので。急にこっちに来たもんですから良いところも見ていない。話しをしながら何がいいのか探しながらやっていきたい」と苦悩もにじませた。