エンゼルスは16日(日本時間17日)、本拠地アナハイムで行われたドジャースとのフリーウェイシリーズ第2戦に2―15で惨敗。球団を保有するオーナーのアルテ・モレノ氏に対し、米老舗誌が売却を要求する事態となった。
5回まで許したリードはわずか1点。白熱の〝LA対決〟を繰り広げていたが、6回一死から先発したソリアーノと2番手のシルセスが3者連続押し出しを含む6者連続四死球と完全なる自滅投球…。許した安打はコールに浴びた適時打の1本だけで5点のビッグイニングを献上し、試合の大勢が決した。しかも8回から4番手で登板したマノアは9回途中まで6安打3四球で9失点の大乱調。最後は野手のフレイジャーが登板するハメとなった。
前日の1戦目も0―6で完敗。米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」では「両球団の力の差を如実に示した。エンゼルスがあらゆる面で人材不足であることを証明している」とバッサリ斬り捨てた。批判の矛先は試合を完全に壊したマノアらにも向けられたが、最終的にはエンゼルスが最後にワールドシリーズ(WS)で優勝した翌2003年に球団を買収したモレノ氏の〝保有問題〟にまで迫った。
「彼は適任ではない幹部を採用し、スカウトや育成の予算を削減し、愚かなFA契約を結んだ上、放送契約を失い、エンゼルスをMLBで最も長くプレーオフ進出から遠ざかるチームに変えてしまった」。14年を最後にポストシーズンにも進めていない責任はモレノ氏の経営手腕のせいだとした一方、ドジャースは経済力を蓄えて積極に補強を行い、WSを2連覇するまでの巨大戦力となった。
ロサンゼルス内で残酷なまでに明暗が分かれている格好で、同誌は「エンゼルスの不振が続く中で唯一変わらない要素がある。それはオーナーの存在だ。選手、監督、GM、コーチたちは入れ替わってきたが、アルテ・モレノだけは相変わらず居座り続けている」と断罪した。
さらに「理想を言えば、モレノは本気で優勝を目指す人物にチームを売却するべきだ」とまで迫り「アルテが手放さないのであれば、新球団社長のモリー・ジョリーこそがエンゼルスファンの唯一の希望になるかもしれない。前任の球団社長とは異なり、経営幹部としての経験と人事部門での経歴がある。彼女が有能なフロント陣を登用し、モレノに適切な資金投入の必要性を説得できることを願うばかりだ」。いずれにせよ、現状維持ではチームの浮上は見込めないということだが、果たしてどうなるか。












