キャンプイン直前のプロ野球界にも新型コロナ禍が暗い影を落としている。広島で矢野雅哉内野手(23)、日本ハムでも木田優夫二軍監督(53)と25日も各球団から陽性者の発表が相次いだ。中日では森博人投手(23)垣越建伸投手(21)郡司裕也捕手(24)味谷大誠捕手(18=花咲徳栄高)石岡諒太内野手(29)の5人が陽性となり、所轄保健所の指示で自宅療養となった。

 中日は新人合同自主トレも中止となり、加藤球団代表は「陽性者と接触のあった選手には、球団として検査、自主隔離などの対応をする。検査結果次第では(キャンプ地の)沖縄入りが遅れる選手が出る可能性もある」と話した。まだ予断を許さない状況とあって球団事情に詳しい関係者からは「食事も気をつけなきゃいけないし、咳なんかできない雰囲気。キャンプでは野球以外のことにも神経を使わければいけない」という声も出ている。

 名古屋の各テレビ局はスポーツ番組だけでなく朝、夕のワイド番組でも立浪ドラゴンズの情報をたっぷりと伝えるつもりだった。だが「中日ファンのタレントさんに沖縄キャンプに行ってもらう予定でしたが、コロナの影響でなくなりました」「選手に個別で話を聞くのは難しい。うちはアナウンサーの派遣はなしになりそうです」と、ここにきて各局とも縮小ムードとなっている。仕方のないこととはいえ、地元放送関係者は「せっかく立浪新監督の話題で盛り上がっているのに出はなをくじかれた格好」と嘆き節だ。