中日の立浪和義監督(52)が14日、岐阜市内で行われたイベントに参加。トークショーでは野球少年たちにアドバイスを送る一幕もあった。

 近年はユーチューブなどの動画でメジャーリーガーやプロ野球選手らの打撃ファームを参考にするケースが増えているが、あれもこれも見まくることに警鐘を鳴らした。

 立浪監督は「ユーチューブなどの動画は自分たちも見て、なるほどそういう考えもあるんだなと思うところもある」と前置きしながらも「分かりやすく言えば、ゴルフでもいろんな人の動画を見て、うまくなった人はいない。ちょっとダメだったら、次を見て、次の人を見てと、結局、自分がなくなってしまう」と力説。

 特に今季9勝&46本塁打と投打でフル回転し、ア・リーグMVPに輝いたエンゼルスの大谷翔平投手(27)の打撃フォームをマネすることに注意を促す。「子どもたちが大谷の動画を見ると、必ずアッパースイングになる。あの角度で振っても外野の頭を越えない。ソフトバンクの柳田だったり、そういうズバ抜けた力があってスイングがケタ外れに速ければ、フェンスを越えるが、力のない子どもたちが、そういう打ち方をするとあまり良くない」と指摘した。