粘ったが報われなかった。広島の床田寛樹投手(26)が21日のヤクルト戦(マツダ)に先発し今季最長タイの6回を投げ、4安打1失点の好投を見せた。しかし、打線がつながらず、今季2勝目をつかみ取ることはできなかった。

 5回まで被安打はわずか2。ただ、6回一死で中村に安打、四球を与えるなどして二死一、二塁とされると、青木に中前適時打で先制を許した。その裏の攻撃で一死満塁に女房役の会沢の同点に追いつく右犠飛で負けは消えた。

 床田は「勝ちたかったですね」とポツリ。それでも「今日は先制点を取られて、その後すぐに打ってくれたんですけど、自分に勝ちを付けるとなったらもう1イニングぐらいいけるようにしたいなというのはある」と反省も忘れなかった。