西武・川越誠司の愛称は“伝説” 野手転向2年目の「ネクスト糸井」

2020年07月24日 11時30分

決勝逆転2ランを放った西武・川越

 西武が待望する左の和製大砲・川越誠司外野手(27)が「ネクスト糸井」への第一歩を踏み出した。

 23日のロッテ戦(メットライフ)2回にプロ初アーチとなる決勝の逆転2ラン。プロ5年目、投手から野手に転向して2年目の大砲候補はプロ初アーチの感想を「ホームランを打ってベースを回っている時に照明が暗くなるのが気持ちよかった。初戦で中村さんが打って暗くなったのがカッコよかったのでめちゃくちゃ打ちたかった。(目標の打者像は)スーパーになりたいです」と語った。

 そんな“遅れてきた大砲”がチームの一部関係者から「伝説」という異名で呼ばれている。2016年から18年9月までの約3年間の投手時代に残した数々の逸話がその命名の原点となっているのだが、詳細については「コンプライアンス的にもどうかなというところがあるので、本人の名誉のために言わないでおきます」(関係者)とか。

 その一方で、川越本人は入団した1年目から投手としては限界を感じていた。関係者が「寮生時代から夜になると人目を避けるように打撃練習をしていた。早い段階から投手としては自分の限界が見えていたんでしょう。だから、人目を気にすることもなく思いっきり打撃練習のできる今が一番楽しいと思いますよ」と証言するように、2年前の野手転向は川越本人の希望でもあったわけだ。

 近年、投手から野手への転向組で一番の成功例は阪神の「超人」糸井嘉男外野手(38)だろう。くしくも両者が投手から野手へ転向した時期は大卒3年目の25歳シーズン。同じ左打者のスラッガーとしても糸井を意識してきた川越は、その面白キャラや言動こそマネできないとしても、西武期待の左の和製大砲として、公言できる新たな「伝説」が期待されていることだけは間違いない。