巨人は3日の中日戦(バンテリン)に0―1で敗戦。苦手の先発・大野を前に打線がつながらず3安打零封負けを喫した。
攻略の糸口を見いだせなかった。初回の先頭・浦田が長打を放っていきなりチャンスメークに成功したものの、後続が続かず無得点。その後は5回一死から浅野が中前打を放つまで快音は響かず、スコアボードには0が並び続けた。
一方、先発ウィットリーは中日打線を封じ込めていたものの、6回二死二塁からサノーに適時打を浴び、決勝点となる先制点を献上した。
橋上秀樹監督代行(60)は「対左投手に関して、少しずつ改善してきている部分は見えてはいるんですけど、対大野投手に関してはちょっと今日もだいぶ課題が残る内容ではありましたね」とベテラン左腕に脱帽するほかなかった。
それでも、同率2位の阪神、ヤクルトも敗れたため、巨人は0・5ゲーム差の首位のまま。依然、三つどもえ状態が続いているが、チーム内からはこの展開が「シーズン終盤まで続く可能性もある」と分析する声も出ている。
チーム関係者の1人は「ウチ含めて、阪神もヤクルトも一歩抜け出せない展開が続いている。どのチームも『一歩進んで一歩下がる』状態だから、上位3チームはなかなか差も開かないし縮まらない」とした上で「以前までだったら、ウチは夏場に屋内球場を使えることがメリットだったけど、夏の甲子園大会期間中の阪神は京セラを使えるし、巨人だけの強みではなくなった。どこかのチームで大量に負傷者が出ない限りは、僅差のまま佳境を迎えていく可能性もゼロではない」と今後の展開を予想した。
デッドヒートが続くことは一見すると首脳陣、ナインが精神的な負担を継続的に強いられるようにも感じるが、意外なメリットもありそうだ。複数球団で参謀を務めた橋上監督代行をもってしても「僕もあんまりここまで僅差が長いこと続くっていうのは、記憶にないんですけど」と現状を語りながら「逆にあまり意識しないじゃないですか。上と下(の3球団ずつ)で差も開いていますし、だからと言って緩んでもいけないんですけど…。だから接戦の割にはあまりギスギスしてる感じはないですね」と話す。
早め先頭で抜け出せば阪神、ヤクルトから格好の目標とされる。終盤まで続くであろう団子状態の中で好機をうかがい、Vロードへと抜け出す糸口を見いだしたいところだ。












