王さんがプロ野球コミッショナーになってくれたら…

2020年04月01日 17時00分

【東スポ創刊60周年!各界から祝福メッセージ(記者の目)】創刊当時から現在まで、自身を報じた紙面を手に取りながら、ソフトバンク・王貞治会長(79)は当時のこぼれ話をいくつか披露してくれた。ハンク・アーロンの本塁打世界記録755本(当時)に並んでいた1977年9月3日付の記事では「この写真、懐かしいね。夏休み中から子供が毎日いっぱい集まってねえ。“王が身ぐるみはがれる”か…。確かにあの時はバットから何から打ったそばからあげちゃっていたんだよ」。

 こちらがドキドキしたのは「ハーレーに乗りたい」という衝撃的な見出しが躍った2007年2月16日付の終面。一瞬けげんな表情を浮かべた王さんだったが「これ、面白いなあ。土井(正三氏=当時本紙専属評論家)にオレがしゃべったのか。でも、ハーレーならスピードを出さなくても乗れるだろ?」とニヤリ。そして本紙が過去に何度となく報じてきたのが、王さんのコミッショナー就任を期待する記事だ。これには「コミッショナー就任の話はね、実際にありました」と“爆弾発言”。続けて「光栄だけど、現実になったら身動きが取れない。補佐役ならいいけどね。だから断りましたよ」。ただ球界の未来を熱っぽく語る姿に実際に触れると「この人にやってもらえたら球界は…」との思いが強くなる。きっと先輩記者たちも、王さんの熱さと人柄に魅了されて筆を執ったのだろうな、と想像した。(堀江)