古巣・阪神が鳥谷に猛ゲキ 若手とガチ勝負せえ!

2020年01月23日 16時30分

去就が注目される鳥谷

 阪神を退団し、移籍先を模索中の鳥谷敬内野手(38)に、古巣の阪神サイドから“猛エール”が続出している。キャンプを前にしたここへきて、移籍先にロッテが再浮上(本紙既報)するなど動きを見せているのだが、鳥谷サイドがこだわっているとみられる「出場試合数の確約」など、細かな条件面で折り合いがつかなければ流れてしまう可能性も大。古巣は鳥谷の「最後の勝負」が現実のものとなることを願っている。

 虎の生え抜きレジェンドとして昨季限りでユニホームを脱ぐことを求めた阪神の意向に反発し、現役選手としてプレーを続行することを選択した鳥谷の移籍先として、再び浮上してきたのはロッテだった。しかし契約合意に向け最大の“足かせ”となっているとみられるのが、一定の出場試合数を確保してほしいとの鳥谷サイドの要求だ。

 昨季は木浪ら若手選手との遊撃レギュラー争いに敗れ、慣れぬ代打起用が大半となった鳥谷は打率2割7厘。得点圏打率に至っては7分7厘と苦しみ抜いた。「ここぞの場面で力を出すというよりは、スタメンとして1試合に4回以上打席に立ち、守備も含めて自身のリズムを整えた上で結果を残すタイプ」(球団関係者)であるだけに、新天地へこうした“条件”を事前に要求するのも理解できなくはない。だが、結果としてそれが障壁となっているようでは本末転倒だ。

 こうした状況を阪神OBたちも気にかけており「『現役を続けたい』という気持ちから阪神を飛び出した鳥谷の決断は、とても重たいものだったと思う」とおもんぱかった上で「ならば、なおさらのこと裸一貫になれた今は出場条件や金額など、つまらないこだわりや“しがらみ”は捨てて、純粋な野球選手として勝負に臨み白球を追ってほしい」と鳥谷へ猛ゲキを飛ばした。

 さらに「38歳。普通のプロ野球選手なら現役を続けることが困難な年齢だが、彼にはまだチャンスがある。同世代の人々を励ますことができる存在になれるよう、まずは新たなチームを見つけることを最優先しなければ。我々に鳥谷のユニホーム姿をもう一度見せてほしい」とも話した。

 阪神球団関係者も「移籍先がどこであれ、各球団とも二遊間には有望な人材がひしめいている。スタメンとなると厳しいかもしれないが、まだまだ需要があるはず。若手の手本としても格好の存在」とエールを送った。

 現在、ロッテは鳥谷サイドからの連絡を待っている状況と見られ、出場試合数などへのこだわりがなくなれば、入団への“障壁”は低くなる。若手とガチンコ勝負をして最後のひと花を――。虎党のみならず、プロ野球ファンはそんな鳥谷の雄姿を待っている。