野球評論家の張本勲氏(81)が26日、「サンデーモーニング」(TBS系)にリモート出演し大リーグ・エンゼルスの大谷翔平に忍耐の必要性を説いた。

 大谷は日本時間22日のアストロズ戦で45号本塁打を放ち1位のゲレーロジュニアとペレスに1本差に迫った。しかし、その後は勝負を避けられメジャータイ記録となる3試合で11四球(4申告敬遠)。

 これについて野球評論家の金本知憲氏(53)は「ぼくはフォアボールは意外と嫌いじゃなかったんですよ。あんまり自信もなかったんでね。敬遠とかされるとラッキーぐらいにしか思ってなかった。さすがにランナーがいない時は勝負したいですよね」と話した。

 張本氏は「日本でもありがちなんですよ」と切り出した。対戦チームがプレーオフがかかっていることもあり「エンゼルスは大谷だけ抑えれば勝てるということなんで。あと8試合だけども、そういうチームにあたったら歩かされますよ。ホームランというのもありますけどね、勝負してるようだけど初めから外してるからね」とチーム競技ならでは事情を説明した。

 しかし、そんな中でも大谷の本塁打を楽しみにしている張本氏は「打たせないと思ってくるから大谷も辛抱強く。1本のホームランは忍耐力と集中力なんですよ。13~14球のなかで打てる球がきたら思い切っていく。1本差だからね。世知辛いコロナで暗い世の中、大谷のホームランだけが楽しみだよ。取ってもらいたいわね」と期待を寄せた。

 一方ネット上では「今週も『喝』なし」など女性ボクシング蔑視発言以降、張本氏の「喝」がなくなったことにも注目が集まっている。