エンゼルスの大谷翔平投手(27)は11日(日本時間12日)に本拠地アナハイムでのブルージェイズ戦に「1番・DH」で出場し、3回に14試合ぶりの38号同点2ランを放った。

 打った瞬間だった。0―2の3回一死一塁。相手先発の新人右腕マノアがカウント1―2からの4球目、82・9マイル(約133キロ)の真ん中低めのスライダーを強打。角度25度で打ち出した105・6マイル(約170キロ)の弾丸ライナーは真っすぐ飛んで、そのまま中堅フェンスを越えた。

 14試合ぶりの一発は飛距離413フィート(約126メートル)の会心の当たり。本塁打王を争うゲレロの目の前で3本差にリードを広げた。

 初回先頭の第1打席は1ボールからの2球目、外角低めのチェンジアップをフルスイング。大歓声が上がった飛距離363フィート(約111メートル)の大飛球は右翼手がフェンス手前でジャンプして好捕された。