強打爆発だ。第94回選抜高校野球大会(甲子園)は28日に9日目を迎え、第1試合で浦和学院(埼玉)が九州国際大付(福岡)に6―3で勝利。2015年の第87回大会以来、7年ぶりとなる4度目の準決勝進出を果たした。

 一発攻勢で昨秋九州王者を沈めた。1―1の6回に伊丹一博(3年)のソロ本塁打などで2点を勝ち越し。追いつかれた直後の8回には4番・鍋倉和広(3年)がセンバツ大会通算800号のメモリアルアーチとなる3ランで突き放した。

 これでチームは今大会で記録された5本塁打のうち4本をマーク。強打の浦和学院を満天下に印象付けた。

 先発マウンドに立ったエース左腕・宮城誇南(3年)も8回途中3失点と粘投。2番手・金田優太(3年)がバトンを継ぎ、激闘を締めた。
 
 試合後、決勝弾を放った鍋倉は「自分が打って勝ったので良かった」と笑顔を見せると、その後も「少し詰まったかなと思ったが、打球が伸びて入ってくれた。甲子園の本塁打は人生の中で一生残るもの。むちゃくちゃうれしい」と続けた。

 森大監督(31)も「秋が終わってから『接戦をものにするには1本の長打力』と話をしていた。今日はよく伊丹と鍋倉が打ってくれたと思う」と大事な局面で本塁打を放った2人の立役者を称えていた。

 ベスト4進出となり、森大監督は父である士前監督(57)が甲子園初出場を果たした1992年の第64回大会の成績と並んだ。「ここまで来たら決勝を目指して頑張りたい」と若き指揮官は目を輝かせていた。