第94回選抜高校野球大会第6日(24日)の第1試合で優勝候補の大阪桐蔭が登場。鳴門(徳島)を3―1で下し、4年ぶりのセンバツ勝利を挙げた。

 打線が相手左腕の冨田に苦しめられた。3回に海老根(3年)の適時二塁打などで2点を先制。7回に1点差に詰め寄られると、8回には一死一、三塁から主将の星子(3年)がスクイズを決めて貴重な追加点を挙げた。西谷監督は「冨田くんは噂通りのいい投手でこれはなかなか打てないと思った。ロースコアは予想通り。2点を保険にしながら野球ができた」と話し、8回の場面を「長打でガンガンいければ楽だけど、いい投手なので一本勝ちは無理。とにかく寝技でもいい、判定で勝ってもいい、という話はしていた」と柔道に例えて振り返った。

 投げては188センチの大型右腕・川原(3年)が6安打1失点完投。秋は注目の2年生左腕・前田が台頭したが、カットボールを有効に使って試合を作り、上級生の意地を見せた。「自分が最後まで投げてチームを勝たすんだ、と思った。下級生もいい投球をしているので負けてられない。上級生の意地もある。どれだけ下級生が出ようと自分たちの代が引っ張っていこうと思った」と胸を張った。昨夏、2回戦で近江(滋賀)に敗れて敗戦投手となり、悔しさをバネに成長。聖地9度目の頂点に向け、チームを好発進させた。