アマ野球指導者へ!? イチロー氏争奪戦に必要なのは「コネ」

2019年12月14日 16時30分

“イチロー先生”がどんな指導をするのか興味は尽きない

 イチローはどこの監督に? プロ野球経験者が学生野球指導者になる資格を得るための研修会が13日、東京都内で開かれ、オリックスや米大リーグ、マリナーズで活躍したイチロー氏(46)ら、約130人が受講した。学生野球を指導できるようになれば、高校野球の監督を務めることも可能になるが、それはどこになるのか。アマ球界で“イチ大争奪戦”がスタートする――。

 プロ野球に所属すると日本学生野球協会が定める学生野球資格を喪失するため、学生野球を指導するためには、プロ、アマ双方による研修を受け資格を回復する必要がある。13日はプロ側の日本野球機構(NPB)による研修で、14、15日に行われるアマ側の研修も受講し、学生協会による審査を通れば資格が回復できる。

 イチロー氏は会長付特別補佐兼インストラクターとして引退後もマリナーズに在籍しているが、野球界への功績の大きさや、アマ選手の獲得に携わる立場ではないことを踏まえ、特例的にプロ球団を退団する前に資格回復が認められる見込みだという。

 となると、イチロー氏はどこを指導するのか。「そりゃあ、どこの高校でもイチローに指導してもらいたいはず。短期間でもいいから…と、大変な争奪戦になるのでは」というのは、すでに指導者資格を回復している本紙評論家の得津高宏氏だ。

 同氏によると高校野球を指導するまでの流れは「指導者資格を回復すると、それぞれ自分の番号がもらえるのですが、その番号を高校サイドが高野連に届け出るわけです。それでOK。本人と高校サイドで話がまとまりさえすれば、すんなり指導することができます。私の場合は公立高校で4日間ほど指導したことがありますが、野球部の父母会のほうで、お手当と交通費を工面していただきました。イチローにしてみても、お金儲けのためにやるわけではないでしょうし、公立高校でも十分に指導をお願いすることは可能なのではないでしょうか」。

 ただ、その際に必要となるのが、イチロー氏への「ツテ」。「私の場合も知り合いの友人から打診されました。まずは話をつないでくれる人を探すことになりますね」(得津氏)。現在、イチロー氏とパイプがあるのは先日、草野球で交流のあった智弁和歌山、そして母校の愛工大名電となるが…。イチロー氏本人の争奪戦の前に、イチロー氏へつなぐ「知り合いの知り合い」を巡る争奪戦が過熱しそうだ。

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