ヤンキースの〝悪童〟ジャズ・チザム・ジュニア内野手(28)の数々の〝奇行〟の責任がキャプテンのアーロン・ジャッジ外野手(34)に向けられている。米メディア「NJ・コム」のランディ・ミラー氏は「ジャッジが素晴らしいリーダーであることは分かっている。ミーティングを開いて激励の言葉をかけ、ミスを指摘してくれる。かつてないほど素晴らしいチームメートだ」としたうえで、チザムに対する態度については問題があると続けた。
「ジャズがここ数年やってきたことやヤンキースOBたちが口にしてきたクラブハウスの文化の問題はある意味、ジャッジに対する非難でもある。彼はキャプテンなんだ。今年のジャズのふざけた行動、けん制死、基本的なミスは改善されない問題を抱えていた。ジャッジにはもう少し厳しくなってほしい。彼がもっと厳しくなればこういった問題はなくなる。みんなから尊敬されているからだ」と指摘している。
ジャッジはケガに苦しんでシーズンの大半を欠場し、チームはポストシーズン敗退。17年連続で栄光から見放され、すっかり名門の権威失墜の印象を残した。中でもチザムの言動が及ぼした悪影響は少なくない。他人のバットやズボンを借りてプレーすることの多かったチザムは試合中に棒付きキャンディーをくわえ、ワイヤレスイヤホンらしき機器を装着したり、感情をコントロールできない場面も見られた。ABSチャレンジをすれば失敗続きで、守備ミスも連発…。野球のルール認識を疑う発言でも波紋を広げた。
そんな言動が自らのFA交渉の障害になっているとの見方もある。自業自得とはいえ、ここまで〝野放し〟にした責任はブーン監督だけでなく、選手をまとめるキャプテンにもあるはず。OBのCCサバシア氏、Aロッド氏、ポサダ氏、ジラルディ氏らが解説席やメディアを通じて何度となく指摘していたが、現場では誰も〝自由人〟チザムを叱ることはできなかったのかもしれない。












