ホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)が充実したメジャー1年目のシーズンを終え、圧倒的な打撃が改めてフォーカスされている。

 出場した127試合でア・リーグ5位となる35本塁打を放ち、77打点、OPS0・825。バットだけでなく周囲の仲間たちも引き込むリーダーシップを発揮し、3年連続で100敗以上を喫していたチームをポストシーズン進出まで導く救世主となった。一方で米メディアの間では打率2割7厘、リーグワースト3位となる196三振を喫した安定感の欠如も再三指摘されている。

 そうした中、4日(日本時間5日)の米サイト「ラウンドテーブル」では村上を全面的に支持。「なぜこの点が語られないのか」と5月末に右太もも裏を肉離れし、1か月以上の離脱があったことに触れ「村上はケガが多い選手だという意味ではない。これほど多く欠場していなければ、2026年の成績は大きく異なり、ルーキーシーズンの結果も評価も今とはかなり違ったものになっていたはずだからだ」と指摘した。

 負傷するまで村上は57試合で20本塁打をマークしていた。同サイトは「162試合のシーズン換算で57本塁打近いペースに相当する。レギュラーシーズンのペースで換算すると、村上が1か月間欠場せず、さらに30試合出場していれば少なくとも43本、それ以上の本塁打を記録していたはずだ」と断じた。今季に置き換えればリーグトップはアロンソ(オリオールズ)の43発。離脱さえなければ、村上も本塁打王になっていたとの主張だ。

 そう考えれば、村上の三振の多さなど〝不問〟となる。「カイル・シュワバーのような選手が三振率でこれほど批判されることはない。当然だろう。シュワバーは常に本塁打ランキングの上位。過去5シーズンのうち4シーズンで45本塁打以上を放っている。しかし、見落とされがちなのは村上がシーズンを通して健康であれば、同等の成績を残せるという事実だ」。野球に〝タラレバ〟は禁物ではあるが、来年こそシーズンを完走し、正真正銘のキングに輝けるか注目される。