世界一3連覇を狙うドジャースに「とてつもなく怖い相手」がいる。熱狂的なドジャースファンとして知られる俳優兼映画監督のロブ・ロウ(62)が、10月の要警戒チームとしてカブスを名指しした。
ロウは23日(同24日)配信の人気ポッドキャスト番組「トーキン・ベースボール」に出演。「ナ・リーグで怖い相手はいるか」と問われると、間髪入れずに「カブスだ」と即答した。理由を聞かれて真っ先に名前を出したのが、PCAことピート・クロウ=アームストロング外野手(24)だった。
今季のPCAは45本塁打、107打点をマークし、119得点もメジャートップ。打率2割8分、39盗塁と走攻守で存在感を示し、ナ・リーグMVP争いでも有力候補に名を連ねる。
ロウはその実力だけでなく、熱狂的なファン、独特の空気を持つ本拠地リグレー・フィールド、そして長く〝愛される弱者〟として歩んできたカブスの物語性まで含めて不気味さを感じているようだ。
「クロウ=アームストロング。あの熱狂的なファン、リグレー、アメリカの人気者、永遠のアンダードッグ…。分かるだろ? あのストーリーがたまらないんだ」とロウは語っている。
これは単なるハリウッドスターのリップサービスとも言い切れない。ドジャースは今季、カブスとの6試合で2勝4敗。4月の本拠地3連戦は2勝1敗で勝ち越したが、8月に敵地リグレー・フィールドで3連敗を喫した。世界一3連覇を狙う王者にとって、対戦成績でも実際に苦杯をなめさせられている相手だ。
カブスは23日(同24日)のマーリンズ戦に2―3で敗れ、87勝71敗。まだポストシーズン進出を確定させてはいないものの、ワイルドカード争いの渦中にいる。一方のドジャースはすでにナ・リーグ西地区5連覇を決め、14年連続のポストシーズンへ進む。
ロウの言葉は、強豪ぞろいの10月を見据えるドジャースファンの胸中を代弁する〝総意〟とも映る。勢いに乗ったPCA、本拠地のリグレーを埋め尽くす熱狂が一体になれば何が起きるか分からない。王者が最も避けたい「物語」をまとった刺客が、シカゴから勝ち上がってくるかもしれない。果たしてリーグ優勝決定シリーズの顔合わせは両雄の激突となるのだろうか。












