パ・リーグでシ烈な2位争いを繰り広げる日本ハムが23日の楽天戦(エスコン)で、延長12回の末に3―5で痛恨の敗戦。勝てば西武を抜いて単独2位に浮上できた一戦で最下位チームに黒星を喫し、0・5ゲーム差のまま3位で足踏みとなった。
同点の12回無死一、三塁で辰己の一ゴロをさばいた清宮幸が本塁に悪送球。これが決勝点となり、新庄剛志監督(54)は「明日は何としても勝つ」と短い言葉に決意を込めた。
シーズンは残り5試合。同じAクラスでも2位と3位では雲泥の差だ。2位で終えられればCSファーストステージは3年連続で本拠地開催。1試合あたり数億円の巨額マネーが転がり込むばかりか、ファンの声援も後押しとなる。
しかも、10月1日に予定されるロッテとの今季最終戦(ZOZOマリン)後、およそ1週間にわたってエスコンでの調整が可能だ。移動などによる選手の負担軽減、営業面を考えれば本拠地開催の方が断然有利に働く。球団関係者も「チームとしては是が非でもこの権利は勝ち取りたい」と鼻息は荒くなるばかりだ。
ただ、この日の敗戦でますます安心できる状況ではなくなった。西武と0・5差である上に日本ハムよりも2試合多く残しているからだ。しかも西武の最後の2試合はロッテが相手。ロッテは雨天中止が相次いだ影響で25日から10月6日まで12連戦となっており、その最後の2試合が西武戦なのだ。
シーズン最終盤の大連戦は過酷そのもの。西武と戦う頃にはチームも疲弊し、上位の順位争いを繰り広げる西武の方がモチベーションも高いことが想定される。
こうした状況を踏まえ、球団周辺ではシーズン終了までに「西武と1・5ゲーム差以上が必要」ともっぱらだったのだが…。それに照らせば、現在の0・5差ではとても安全圏とは言えない。1勝や1敗の重みがいっそう増す大詰めの戦い。気を抜ける瞬間は一切なさそうだ。












