広島は23日の巨人戦(マツダ)に1―2で逆転負け。一つのミスが命取りとなった。

 本拠地は一瞬にしてため息に包まれた。1―0の5回。一死二、三塁のピンチを迎えた先発の床田寛樹投手(31)は松本をボテボテの三ゴロに仕留めたかと思われた。難なくさばいた三塁手の佐々木が本塁へ送球。球審はいったん「アウト」とコールしたが、捕手・持丸泰輝(24)が落球しており、ボールがファウルゾーンを転がる間に二走も生還してあっという間に試合をひっくり返された。痛恨の失策が記録された持丸は6回の打席で代打を送られた。

 それでも床田は後続を断ち、6回は三者凡退に抑えて6回4安打2失点で降板。自責点0ながら6敗目を喫した。

 打線は1番で起用された中村奨が竹丸の初球を左翼席上段に放り込む豪快な先頭打者弾で好スタート。中村奨は「初球から思い切っていきました。良い投手で同じ広島が地元の竹丸選手から打つことができて良かったです」と笑みを浮かべた。しかし、その後は3回二死満塁、4回無死一、二塁、6回二死満塁のチャンスに凡退を繰り返す残塁の山で粘投した床田を援護できず、鯉党にとってはストレスのたまるシルバーウイーク最終日となった。