低迷するNY名門球団を再建に導こうとしている指揮官の〝続投〟は、チームにどのような影響を及ぼすのか――。米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」は23日(日本時間24日)、メッツがアンディ・グリーン監督(49)から暫定の肩書を外し、新たに3年契約を結んだことを取り上げた。6月にカルロス・メンドーサ前監督の解任を受けて指揮を執ったグリーン監督は、選手育成担当副社長から現場トップへ転身。若手の特性を熟知し、個々に応じた接し方で信頼を築いてきた。
同メディアが特に恩恵を受ける存在として挙げたのがAJ・ユーイング外野手(22)だ。8月に打率1割7分1厘と壁にぶつかったが、9月は3割5分4厘、3本塁打と復調。育成部門時代から成長を見守ってきたグリーン監督の存在が、飛躍を後押ししていると評した。
だが、追い風を受けるのは若手だけではない。メッツの千賀滉大投手(33)もその一人だ。今季は先発で苦しみ6月にブルペンへ回ったが、グリーン監督は8月から1イニングの救援で起用。100マイル(約161キロ)の速球と鋭いフォークは終盤救援に適すると見込み、その後は守護神として定着した。22日(同23日)のレンジャーズ戦でも9回を無安打無失点、2奪三振で締め、今季8セーブ目を挙げている。
千賀にとって来季は5年契約の最終年。今後の立場を左右する重要なシーズンを、自らの新たな活路を引き出した指揮官の下で迎えられる意味は小さくない。グリーン体制の継続は右腕が再び存在感を示し、その先のメッツ残留か、あるいはより有利な条件で他球団移籍を勝ち取る上でも非常に大きな意味を持ちそうだ。












