セ2位の巨人が逆転優勝への正念場で、シーズンを通して計算していた助っ人先発陣の〝全滅〟という重いツケに直面している。24日の広島戦(マツダ)に1―3で敗戦。この日は首位・阪神の試合がなく差を詰める好機だったが、ゲーム差は2へ広がり、虎の優勝マジックは6に減った。阪神が残り9試合なのに対し、巨人は残り6試合。直接対決も10月1日(甲子園)の1試合を残すだけで、ミラクルVへの道は一段と険しくなった。
先発した西舘は4回に坂倉に先制2ランを浴びるなど6回途中3失点。打線も0―2の6回にダルベックの25号ソロで1点を返すのが精いっぱいで、3試合連続2得点以下。橋上秀樹監督代行(60)は「なかなか効果的にはいかなかったですね」と振り返り、「チーム全体でもう1回、引き締め直して残り試合頑張りたい」と前を向いた。
さらに痛いのが先発陣だ。ウィットリーは3勝4敗、防御率2・31ながら7月24日の阪神戦を最後に一軍登板なし。マタも9月9日の中日戦を最後に故障班で調整中。楽天から加入したハワードは8月28日の阪神戦を最後に登録を外れ、腰の治療に専念するため今月23日に帰国した。今季加入した助っ人先発3人が、そろって戦力から消えた格好だ。
球団OBは「西舘や田中(将大)らが粘っているから持ちこたえているが、本来ローテーションの柱として期待された助っ人勢を最も重要な時期に計算できないのは痛い」と指摘。その上で「3人とも能力は高い。ただ、来季の補強では年間を通して戦力になれるかまで慎重に見極める必要がある」と警鐘を鳴らす。
阪神を追う立場で、1敗の重みは増すばかり。頼みの助っ人先発陣を欠いた橋上巨人は、残された6試合で意地を見せられるか。












