巨人の山口寿一オーナー(69)が16日に都内のホテルで行われたプロ野球12球団オーナー会議に出席。来季の監督人事について白紙を強調した。

 今季は阿部前監督が5月25日に娘への暴行容疑で現行犯逮捕(不起訴処分)され、翌26日に電撃辞任。以降は橋上オフェンスチーフコーチが監督代行を務めると、ここまで首位・阪神と0・5ゲーム差の2位と健闘を続けている。

 山口オーナーは、首位・阪神と最大5ゲーム差と一時は遠ざかった逆転優勝への可能性を再び手繰り寄せた代理指揮官の手腕について「前にも言いましたけれど、本当によくやってくれていると思います。スタイルを変えていないですよね。残り12試合ですからね。監督代行に託して頑張ってほしいと思っています」と評しながら期待を寄せた。

 混迷を極めるセ・リーグの優勝争い。首位・阪神はマジックが点灯していながら泥沼の7連敗中と長いトンネルに入ると、僅差で追う巨人もDeNAに痛恨の3連敗で足踏み状態…。その3位・DeNAは目下7連勝と絶好調で、巨人との差も5ゲームにまで詰めた。

 シーズン最終盤まで優勝争いがもつれる可能性も高まる中、グラウンド外でも不透明な動きが続いている。巨人は来季監督人事が大きなテーマとなる中、山口オーナーは「それは全く決めていない。今この優勝争いの真っただ中であって、ともかく、目の前の一試合一試合、一投一打に全力で集中してほしい。もうそのことだけですからね。今は全く何も決めてないです」と白紙を再度強調。9月も後半に差し掛かる中、一切の明言を避けた。

 今季は現役監督の電撃辞任という異例の出来事から思わぬ形で回り始めた巨人の歯車。ペナント奪還、そして次期監督の行方と、最後までイレギュラーなシーズンとなっていきそうだ。