勝ち切るための最後の3アウトが、王者最大の不安材料になりつつあるようだ。ポストシーズンを見据えるドジャースに、厄介な難題が残った。今季のブルペンはエドウィン・ディアス投手(32)がメジャー、マイナーともに不振。そこへ代役の守護神候補として期待されていたエドガルド・エンリケス投手(24)まで戦列を離れ、終盤の継投は一段と綱渡りになっている。
米ドジャース専門メディア「ドジャース・ネーション」は14日(日本時間15日)、エンリケスが腰の不快感で15日間の負傷者リスト(IL)へ入り、レギュラーシーズン中の復帰ができなくなったと報じた。ポストシーズンで戻れる可能性は残るものの、100マイル(約161キロ)超の速球を武器とする右腕が当面使えない痛手は小さくない。
とりわけ重いのが「9回を誰に託すのか」という問題だ。同メディアは、少なくともレギュラーシーズン残りはクローザーを複数で分担する形が続くと予想。スコットやベシアらがセーブ機会を担う可能性を挙げる一方、シーズン序盤のディアスのように絶対的に頼れる存在はいないと指摘した。
13日(同)のマーリンズ戦では、エンリケスが相手の反撃の口火となる2点を許し、スコット、スチュワートも失点して4―6でサヨナラ負け。ポストシーズンを見据える中、救援陣の不安定さがそのまま結果に表れた。
先発陣に長いイニングを求めつつ、終盤は相手打線や登板間隔を見ながら日替わりでつなぐ。そんな〝自転車操業〟のまま10月へ突入すれば、一つの継投が命取りになる短期決戦で不安は消えない。王者の秋は、ラストイニングを誰に預けるかという答え探しから始まりそうだ。












