勝った翌日こそ難しい――。巨人は13日のDeNA戦(横浜)に0―5で零封負けを喫し、連勝が「3」で止まった。
9月に入って勢いに乗るDeNAの前に、投打ともに精彩を欠いた。先発した小笠原は初回の無死満塁のピンチで4番・佐野にグランドスラムを被弾。2回には二塁・浦田の失策で先頭打者の出塁を許した後、一死一、三塁から蝦名に犠飛を許した。今季最短タイとなる4回、移籍後ワーストとなる5失点を喫した。
1番から8番まで前日の阪神戦とオーダーを変えずに臨んだ打線も3回まで無安打で、得点圏に走者を進める場面をつくっても、反撃につながる一本が出ない。5回の守備では、先発出場していた浦田に代わって増田陸が二塁に入り、代打では中山、佐々木らを送り込むなど打開を図ったが、最後まで得点を奪えなかった。橋上秀樹監督代行(60)も「同じメンバーでいきましたけど、今日はあんまり効果的ではなかったですね」と悔しさをのみ込んだ。
前日は逆転優勝の前に立ちはだかる首位・阪神に零封勝ち。今季3度も屈辱の3タテを食らった相手との大一番を制した勢いと大きな喜びを胸に、この日のDeNA戦を迎えたはずだった。
しかし、その勝利が効き過ぎてしまったのか…。試合前のミーティングでは、首脳陣から「昨日の勝利を受けて、無意識にモチベーション、テンション、集中力も含めて落ち気味になりやすい。気持ちが入り切らない時にゲームが決まってしまうこともあり得るので注意しましょう」と試合への入りやマインドセットについて再確認した。
選手の一人も「(リーグ優勝が視野に入り)浮き足立っている意識はないですけど、試合ごとに一喜一憂せず気が散漫にならないようにしないといけない」と気を引き締めていた。そんな矢先にチームは自らのペースを見失い、ナインの呼吸は合わず、序盤で勝負を決められてしまった。
歓喜も引きずる暇がないことが証明された一戦。チームは9月の魔物を振り払い、次の一戦へ臨めるか。ここが正念場だ。












