逆転優勝は風前のともしびでも…。パ2位の西武は13日の日本ハム戦(ベルーナ)に1―7で敗れ、首位のソフトバンクと8・5ゲーム差に広がった。

 先発・武内が序盤から相手打線につかまり、6回途中7失点で降板。4回までに4点を失い、そのまま押し切られる格好となったが、反攻のファイティングポーズを取ったのが来日2年目の4番、タイラー・ネビン内野手(29)だった。4回に相手先発・有原のツーシームを左翼席に運び、2年連続の20号で意地を見せた。

 残り12試合でCS進出はほぼ確実。ネビン自身も〝しびれる秋〟の到来を心待ちにしている。というのも、MLBで3球団を渡り歩いたものの「1Aのマイナー時代にあったぐらい」と、ことごとくポストシーズンとは縁がなかったからだ。それだけに「今、チームとしてみんなで一歩一歩、そこに近づいていて、すごく楽しみな気持ちでいい時間だなと感じています」と日米球界で初となる舞台に気持ちは高まるばかりだという。

 2023年にエンゼルスの監督を務めた父・ネビン氏は、現役最終年となった06年に地区優勝を果たしたツインズの一員として、ア・リーグの優勝決定シリーズに出場。短期決戦に臨んだグラウンドでの父の姿は「本当に野球選手としていろいろ準備していた姿も覚えている。父もすごい楽しみにしていた」と少年時代の記憶として残っている。

 23年のメジャー初昇格から、自らの活躍もあってついに巡ってきつつある大舞台。シーズン最終盤へのモチベーションは限りなく高そうだ。