ナ・リーグMVP有力候補のカブスの「PCA」ことピート・クローアームストロング外野手(24)が圧巻のパフォーマンスを披露した。29日(日本時間30日)の本拠地レッズ戦で自身初の1試合3本塁打をマーク。6打数4安打6打点の活躍でチームは17―5で大勝した。

「1番・中堅」で出場したPCAは相手先発左腕・アボットから34号の先頭打者本塁打。続く2回にも右翼ポール直撃の35号2ランを叩き込んだ。さらに7回には右腕・サンティランの変化球を中堅越え36号3ラン。飛距離135メートルの大アーチで地元ファンを熱狂させた。

 1試合3本塁打はメジャー4年目にして初めて。この日の試合前、球場のロビーで球団のレジェンドOBであるサミー・ソーサ氏(57)に会い「もっと多くの活躍を見たい。今日の試合で3本塁打を打ってほしい」とリクエストされていたという。

 PCAは「彼は『今日は3本打ってほしい…3本必要なんだ』と言っていたんだ。そして実際にそうなった。彼が一体どんな『力』を僕に授けてくれたのかは分からないけれどね」と通算609本塁打の大先輩に感謝した。

 この日の活躍はドジャース・大谷翔平投手(32)とのMVP争いに向けた最高のアピールにもなった。一方、ライバルの大谷は投手復帰を当面の間、見送る方針が示された。

 両雄が明暗を分ける格好となり「PCAの1試合3本塁打と大谷翔平の負傷――カブスのスターがナ・リーグMVP争いでリードする」(スポーティング・ニュース」「クロー・アームストロングは3本塁打を放ち6打点を記録し、ナショナル・リーグMVP候補としての評価をさらに高めた」(NBCスポーツ)とPCAにとって非常に価値のある1日となった。