パ3位の日本ハムが正念場を迎えている。21日のロッテ戦(ZOZOマリン)は3試合連続となる延長戦の末、3―4でサヨナラ負け。首位ソフトバンクとのゲーム差は「8」に広がり、残り28試合となった。試合後、新庄剛志監督(54)は報道陣の前に姿を現したものの、すぐに指で「×」をつくって取材対応を辞退。「明日、明日」と小声で語り、球場を後にした。

 敗戦以上に気がかりなのが、連日の激闘で蓄積するナインの疲労だ。確かに序盤はファイターズのペースだった。初回にレイエスの適時打で先制。3回にもレイエスの適時二塁打と有園の犠飛で2点を加えた。先発の北山も3回まで一人の走者も許さない快投を見せていたが4回に山口、7回に佐藤に一発を浴びると、7回2失点で降板。8回には2番手・金村が西川に同点適時打を許した。延長10回には5番手・清宮虎が無死一、二塁から山口に右中間を破られ、力尽きた。

 チームは20日、本拠地でソフトバンクと延長12回に及ぶ死闘を終えた直後に空路で千葉へ移動。宿泊先に入ったのは日付が変わる直前だった。ただでさえ過酷な移動日程に、19日から3試合連続の延長戦が重なった。

 とりわけ深刻なのが救援陣だ。堀は3連投。上原も20、21日と連投し、守護神の柳川も19、20日に続けて登板した。勝負どころを支えるブルペンに疲労が蓄積する中、今後のやりくりは難しさを増す。

 優勝争いから脱落するにはまだ早い。だが、8ゲーム差を追うには白星を積み重ねるだけでなく、消耗した戦力をどう立て直すかも問われる。期待と不安が交錯する中、日本ハムの「我慢」の戦いは続く。