打開策はどこに――。日本ハムが18日のソフトバンク戦(エスコン)に1―7で完敗。エース・伊藤が3回7安打5失点で早期降板に追い込まれ、打線の反撃もレイエスの26号ソロだけに終わった。

 これで首位を独走するソフトバンクとの今季通算戦績は3勝15敗となり、8・5ゲーム差に拡大。新庄剛志監督(54)も「(ソフトバンクが相手だと)みんな金縛りに遭ってしまうから」と語っていたように〝鷹アレルギー〟は深刻さを増すばかりで、いよいよ八方ふさがりになりつつある。

 このまま残りのソフトバンク戦で正面突破を図るのか。リーグ優勝はともかく、CSでの鷹狩りを見据えた場合に今後さまざまな〝試作〟を通じて勝てる可能性を模索する時期にきているのかもしれない。例えば、ソフトバンク打線が比較的苦手とされる左投手をぶつけていくことも一手だろう。

 今季のホークスから挙げた3勝のうち、1勝は伊藤。残りの2勝は細野と加藤貴のサウスポーが先発した試合だった。主力に左打者が並ぶ鷹打線には、過去にも左投手を当てるチームが多かっただけに試す価値は十分ありそうだ。

 さらに、エース級の投手の〝温存〟や、ソフトバンク戦の登板機会が少ない投手を抜てきすることもプラスに働く可能性がある。これまで伊藤や北山ら実績十分の投手陣を積極的にぶつけてきたが、相手に研究されてしまった感は否めない。だからこそ、あえて相手が見慣れていない投手で〝幻惑〟することも流れを変えるかもしれない。

 相手を徹底的に研究することで有名な新庄監督は、同時に相手の裏をかく戦法でこれまで活路を見いだしてきた。勝機はどこかに転がっているだけに、あとはどう探り出すか。「力負け」の一言で終わらせないためにも、日本ハムの最後の奮起が待たれる。