ドジャースは17日(日本時間18日)、敵地でのロッキーズ戦で打線が爆発して11―5で完勝。大谷の1試合2本塁打、マンシーの豪快3ランなどで圧倒し、久しぶりに王者らしい戦いぶりで3連戦の初戦をモノにした。

 計14安打の猛爆を浴びせた打線にあって蚊帳の外となったのがカイル・タッカー外野手(29)だった。この日も5打数無安打で打率2割3分まで下がって攻撃を分断。7回には右翼守備でも平凡なフライをしゃがみ込んで捕ろうとしてグラブからこぼして失策を記録した。

 攻守にわたってまるでいいところがなく、試合後のロバーツ監督も「彼はイライラしている。右翼でのプレーには迷いが見て取れる。足首の高さでボールをキャッチしてしまうところからも今の彼の精神状態がうかがえる。努力や注意が足りないわけではない」と米メディアに語り、打撃の不調からくる悪循環を指摘した。

 地元放送局「スポーツネット LA」もボロボロ状態のタッカーには気が気ではない。エリック・キャロス氏は「正直なところ、今一番いいのはリセットすることだと思います。(ポストシーズンまで)あと1か月半あるし、ここでもいろいろと試してきた。さっきも言ったようにリセットが必要だ。アリゾナへ行っていくつかのことに取り組み、変えていく必要があると思う」と指摘。

 現状のままでは戦力にならず、10月の〝本番〟を迎える前にマイナーの3A、2A、1Aよりもさらに下の最下部組織となるルーキーリーグで心身ともリフレッシュさせ、出直しさせるべきと訴えたのだ。

 タッカーは4年総額2億4000万ドル(約372億円=契約時)の大型契約で加入。入団間もない若者たちと空間をともにするとは考えにくいが、それだけ抜本的な見直しが必要なほど〝重症〟と映っているようだ。