ヤンキースは16日(日本時間17日)、敵地でのブルージェイズ戦で延長10回の末に4―3で競り勝ち、連敗を「3」で止めた。
土壇場の9回に2―2の同点に追いつかれた直後、10回一死三塁からライスが起死回生の決勝2ラン。3タテを阻止し、連勝スタートで始まった1週間をどうにか3勝3敗の五分で終えた。試合を振り返れば、思わぬ〝誤審〟から始まった。初回二死二塁のチャンスで第1打席に立ったトレント・グリシャム外野手(29)は、カウント1―1から相手先発のシースが投じた高めのカーブを見送った。
すると、球審を務めたハンター・ウェンデルステッド審判員(55)は「ストライク」とともに左のこぶしを握りながら体をよじって力強く「三振」もコール。敵地のスタンドは大いに沸いたものの、2ストライク目で三振を取られたグリシャムは構えていたバットを下ろしてぼうぜん…。ウェンデルステッド審判員はすぐさま間違いに気づき、右手で2本、左手で1本の指を立ててカウントを「1―2」に修正し、グリシャムは続く4球目のチェンジアップで空振り三振に倒れた。
ウェンデルステッド審判員は今年4月に1試合で9度もABSチャレンジによって判定が覆っただけでなく、客席から飛んだヤジをヤンキースのブーン監督から発せられたものと誤認して退場を宣告したこともあった。
それだけに周囲から向けられる視線も厳しく、米メディア「ラリー・ブラウン・スポーツ」は「ハンター・ウェンデルステッドは審判として犯し得る中でも最も恥ずかしいミスの一つを犯した」と断罪し「ウェンデルステッドにとってさらに悪いことに、その球はストライクですらなかった。しかし、グリシャムはこの打席ですでに1回のチャレンジ権を失い、2回とも失うリスクを冒したくなかった」と追い打ちをかけた。
ウェンデルステッド審判員は1998年から審判を務めており、同メディアは「経験不足によるものとは到底言えない。カウントを間違えてしまっただけだ」とし「ヤンキースとしては、監督が実際には口にしていないことで退場処分にされるよりはマシだと考えている」と強烈な皮肉で締めていた。












