巨人が2日のヤクルト戦(神宮)に1―5で痛恨の逆転負け。試合がなかった阪神の優勝マジックがついに「1」となり、いよいよ崖っぷちに立たされた。
右肩のコンディション不良から45日ぶりの一軍登板となった先発・山崎は4回1失点とまずまず。打線は2回にリチャードの3号ソロで先制したものの、わずか2安打と沈黙し、同点の8回に登板した森田と平内が計6安打を浴びて4点を失って万事休した。
早ければ3日にも、阪神の2年連続優勝が決まる。巨人も今季最終戦となるDeNA戦(東京ドーム)を残し、橋上秀樹監督代行(60)は「まだまだ完全に終わったわけではないですから。できるものを精いっぱいやって、いい形で終われるように精いっぱい頑張りたいと思います」と誓ったが、もう後がない状況だ。
ただ、CS進出は確定しており、今後に向けてもつぶしておくべき課題もある。チーム内から上がっている一つ、は経験豊富なベテラン勢と成長途上の若手選手たちとの「明確な差」の改善だ。
今季はこの日先発出場した1番・平山や8番・笹原など、多くのヤングGが積極的に起用されてきた。来季以降に向けて飛躍のきっかけをつかんだ選手が多く現れた一方、レギュラーの座をつかみ切れた選手はいない。
チーム関係者は「優勝争いを繰り広げるヒリついた時期を経験していない若手選手が大半だから、その時々の戦況に一喜一憂しすぎてしまったり、萎縮してしまっているように見える」と打ち明けた。重圧や雰囲気にのまれ、視野も狭まってしまったとみている。
さらに、別の関係者は「緊張感ある試合が続く中でも、やっぱり(坂本)勇人や丸、(小林)誠司は最初から最後までずっと声を出してチームを鼓舞している。そういう心持ちは若手もお手本にするべきところ」とベンチでの姿勢の違いを鋭く指摘した。
刻々と変化する戦況を把握できていなければ、それに見合った声出しもできない。一足飛びに進化することは簡単ではないが、多くのチャンスを与えられた若手たちは、先輩たちに負けじと今回の経験を今後に生かしたいところだ。












