全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・宮原健斗(37)が、85歳で亡くなった元NWA世界ヘビー級王者のドリー・ファンク・ジュニアさんにささげる王座防衛を誓った。29日の大田区大会で安齊勇馬との9度目の防衛戦を控えるエースは、王道マットを支え続けたレジェンドへのリスペクトを激白。V9戦へ並々ならぬ覚悟を示した。
9日後楽園大会の前哨戦で宮原は諏訪魔と組み、安齊&潮崎豪と激突。一進一退の攻防の末、強烈なヒザ蹴りが持ち味の次期挑戦者を、こん身のブラックアウト2連発で沈めた。
試合後、取材に応じ「王座戦に弾みもついたでしょ。完全にブラックアウトで3カウントを取ったし、自分のヒザの自信にもなった。彼の脳裏にも、ヒザを植え付けられたんじゃないですか」と堂々と勝ち誇る。「自分のフィニッシュホールドを出す前に、俺もヒザでフィニッシュを取れることを見せたかった。完全に作戦通りでした」と会心の表情を見せた。
弟・テリーさんとの「ザ・ファンクス」で絶大な人気を誇ったドリーさんは、2013年10月に全日本の王座の管理、認定を行うPWFの第4代会長に就任。最後の来日となった24年8月には、当時の3冠王者・青柳優馬対宮原の会見にも出席していた。
宮原はレジェンドの人となりを「細かいことは気にしないというか、昔のプロレスラーっぽい印象はある。やはりスーパースターだなという感じはある」と回顧。これまでの功績を踏まえ「歴史のあるプロレスへのリスペクトは常にある。これからも変わらず、ドリーさんが活躍したプロレス界を盛り上げる」と拳を握った。
その上で「PWFの会長として、タイトルマッチでドリーさんの名前が出る以上、恥ずかしい試合はできないと常に思っていた」と熱く語る。天国で見守るドリーさんへ、吉報を届けるためにも「絶対に8月29日は譲れない」と安齊撃破を誓った。
王道のエースが絶対防衛で恩返しを果たす。













