一夜で打線が〝別人〟になった。巨人は7日のヤクルト戦(東京ドーム)に0―1で完封負け。今季最多の17安打11得点をたたき出した前夜の広島戦から一転、わずか2安打に封じ込まれた。

 意気揚々と本拠地へ戻ったが、相手先発の奥川に大苦戦。8回まで散発2安打で、得点圏に走者を進めることすらできなかった。0―1の9回に丸が四球を選び、増田も犠打を決め、ようやく得点圏に走者を進めたものの、後続が倒れてゲームセット。橋上秀樹監督代行(60)は「チャンスをなかなか作れなかったですね。(奥川は)低めの変化球を振らされたり、ずらされたり、ちょっと選球しづらいような高さにちょうど来てたかなっていう感じはありました」と脱帽した。

 何とも嫌な〝大量得点翌日のジンクス〟が続いている。「大量得点の翌日は打てない」と古くから球界で言われるが、橋上巨人も例外ではない。7月21日の広島戦(東京ドーム)で16安打11得点を挙げた翌22日は3安打1得点で敗戦。8月1日のDeNA戦(同)でも10安打7得点を記録した翌2日は6安打1得点で敗れた。この日で直近1か月では早くも3例目となった。

 橋上監督代行も「確かに活発に点を取った後になかなか点が取れないっていうのは往々にして結構ありますよね。因果関係があるかどうかは定かではないですけども、打った後に打てないとやっぱりそういうところはすごく目立つ感じはありますよね」と語った。

 もっとも、あくまでジンクスだ。チーム内からは「今日の試合は広島からの帰京ゲームだったからね。試合時間の長い3連戦だったし、打ち疲れ以上にシンプルな蓄積疲労だって否定できない」との指摘も出ていた。別の関係者も「嫌なジンクスはつぶせるに越したことはないけど、どんな負け方をしても1敗に変わりはないわけで…。結局、カードを勝ち越せば何も問題はないよ」と前を向く。

 橋上監督代行が常々掲げるノルマは「カード勝ち越し」。前夜まで打線が上向いていたことまで否定される1敗ではない。嫌な流れを引きずらず、残り2戦で再び打ち勝てるか。いずれにせよ、切り替えが問われる。