第108回全国高校野球選手権大会の第3日(7日・甲子園)第1試合は、東海大甲府(山梨)が鶴岡東(山形)を5―2と下し、初戦を突破した。

 頼れる4番が存在感を示した。初回に3番・田中三(3年)と4番・伊沢(3年)の連続タイムリーで2点の先制点を奪取。さらに一死満塁から7番・高田(2年)の左犠飛で点差を「3」に。序盤から主導権を握った。

 試合中盤に鶴岡東が点差を縮めるも、3―2の5回にまたもや伊沢の適時打、2点リードの7回に5番・田中楓(3年)が中前適時打を放ち、試合を有利に進めた。

 投げては、先発の熊谷(3年)が5回2失点とゲームメーク。6回からはエースの村尾(3年)がマウンドに上がり、2安打無失点5奪三振の好投を披露した。

 仲沢監督は4打数2安打2打点と勝利に貢献した4番・伊沢の活躍を「粘り強くできていましたし、追い込まれてからいい打撃ができている。大きな一本だった」と評し、継投に関しては「(エースの)村尾がいつでもいける準備ができていた。理想的な形ができた」とうなずいた。

 この日、甲子園初勝利を手にした指揮官。「私自身も右も左もわからないので、いつも通りのベンチの雰囲気を変えないように、選手達も県大会と同じようにやってくれたと思います」と笑顔を見せた。

 仲沢監督は2008年度ドラフト6位で巨人に入団し、その後は12年から楽天でプレー。プロ野球選手としての経歴を持ち、24年の1月から母校の監督に就任した。