第108回全国高校野球選手権大会第2日第2試合は佐野日大(栃木)が好投手・高部(3年)を擁する聖隷クリストファー(静岡)を1―0と下し、夏25年ぶりの勝利を刻んだ。
息詰まる投手戦を制したのは鈴木有(3年)だった。スコアレスで迎えた7回、二死一、三塁から高橋(3年)のセンターへの飛球を鈴木悠(3年)が落球。思わぬ形で先制点を上げた。鈴木は抜群の制球力で102球を6安打、無四球で完封勝利。虎の子の1点を守り切った。
「相手投手がいい投手と分かっていた。先制されない気持ちだった。要所を三振で凌げたし、スライダーとカットボールの使い分けができた。楽しく投球することができた。県大会から接戦が多かったし、経験が生きた。今日のようなピッチングができるようにしたい」と明るい表情を見せ、麦倉監督は「競ったゲームはウチの展開だぞ、と言っていた。高部君を攻略しないと勝ち目はない。球数を多く投げさせたかったので、よく我慢できた。好投手ですので簡単には打てない。食らいつくウチの野球が身について心強い」と選手の成長に目を細めた。
一方の甘いマスクで注目された左腕・高部は10奪三振ながら〝完投負け〟を喫し、無念の初戦敗退。試合後は号泣しながらグラウンドを後にした。













