第108回全国高校野球選手権大会の第1日(5日)第1試合で仙台育英(宮城)が札幌日大(南北海道)を3―1と下した。先発右腕の古川(2年)が6回途中まで2安打1失点の好投を見せ、福井(2年)からエース梶井(3年)とつないで札幌日大の追撃をしのいだ。

 ナイター照明の中で勝利のサイレンを聞いた須江監督は「(相手は)安打数以上に粘り強くてすごく追い込まれたような、束になってかかってくるのを徹底してきていた。緊張感ある思い出に残る試合でした」と汗を拭った。3投手を使って14奪三振、3安打に抑えた一方で、10四死球とピンチの連続。「運がよかった。土俵際1枚で粘った。この先はもっと苦しくなるのでもっと調整が必要」と先を見据えた。

 打線は相手エース石川(3年)を打ちあぐねるが、3回に二死二塁から斉藤(2年)の中前適時打で先制すると、4回には4番・田山(3年)の右翼中段に飛び込む大会1号ソロ。「初戦で打ててうれしい。迷いなく仕留められた」(田山)。さらに8回にも二死二塁から高岡(2年)の左前打で3点目を上げた。

 初ナイターを終えた指揮官は「人生最高の夜ふかしになったと思う。これからもっと遅い試合もあると思うけど、夏休みの思い出としてたまにしかないこと。なんとか寛容に捉えていただいて高校生を応援していただけたらと思う」とらしい言い方で頬を緩ませた。