MLBでシカゴに本拠地を置くホワイトソックスとカブスが24日(日本時間25日)、ほぼ同時にポストシーズン(PS)進出を決め、〝超大物〟がスポットライトを浴びている。

 村上宗隆内野手(26)が所属するホワイトソックスはロイヤルズを下して5年ぶり、鈴木誠也外野手(32)と今永昇太投手(33)らを擁するカブスはマーリンズを破って2年連続でPSへの出場権を獲得した。両チームは別々の球場で試合に臨み、ホワイトソックスが10分早くプレーボール。そして2時間35分で決着をつけ、カブスも2時間27分でそれぞれ歓喜の瞬間を迎えた。「MLB公式サイト」によると、その差はわずか「2分」。両球団がそろってPSに進出するのは史上4度目となった。

 中でもホワイトソックスは昨季まで3年連続で100敗以上。2年連続で100敗以上を喫した球団が翌シーズンにPSに出場する史上初めてのチームとなった。

 同日、しかもほぼ同時刻に10月への切符を手にする奇跡的な出来事に、米全国紙「USA TODAY」はシカゴ出身で筋金入りのホワイトソックスファンとして知られるレオ14世(ローマ教皇)の存在に着目。「レオ14世は奇跡を起こすお方だ。そうでなければ、ホワイトソックスとカブスがたった4度しかない同一シーズンのプレーオフ進出をわずか数分差で決めたことをどう説明すればいいのか? これが『神の仕業』でないなら、いったい何なのか分からない」と報じた。

 現ローマ教皇は昨年5月に教皇選挙(コンクラーベ)で選出され、米国出身者では初。教皇となる前には球場で観戦し、就任後もバチカンでホワイトソックスの帽子をかぶる姿も目撃された。そして今回の〝奇跡〟だ。

 同紙はNFLのシカゴ・ベアーズが昨年、2度目の地区優勝を果たしたことも踏まえ「この街に必要だったのは神の御加護だけだったようだ。初の米国人教皇に就任して以来、彼の故郷であるこの街のスポーツの成績に顕著な変化が見られるようになった」と伝えた。偶然が重なっただけなのか、何らかの力が働いたのか…。何にせよ、シカゴの街が沸いていることだけは間違いない。