待望の右腕が戻っても、巨人に漂う不安は消えない。巨人は14日のヤクルト戦(神宮)に4―5で競り負け、連勝は2でストップ。9連戦の初戦を落とした。
先発した山崎は286日ぶりの一軍マウンドで、5回まで無失点の好投を披露した。だが0―0の6回、赤羽の適時打とセデーニョの2点適時打で3点を失い、5回2/3を5安打3失点。今季初登板を白星で飾れなかった。打線は3点を追う7回、坂本の3号3ランで同点に追いついたものの、その裏に救援陣が2点を勝ち越された。8回に1点差まで迫ったが、反撃もそこまでだった。
橋上監督代行は「粘り強く攻撃陣もやってくれました。また明日切り替えて、目の前の試合に勝てるように頑張りたい」と前を向いた。
白星をつかめなかったものの昨季11勝を挙げ、3年連続2ケタ勝利を達成した山崎の復帰は朗報。一方で気がかりなのが、救援陣の柱を担う大勢投手(27)の離脱だ。
大勢は7日に発表された球宴ファン投票のセ・リーグ中継ぎ投手部門で1位となり、2年連続3度目の選出を果たした。出場すれば2度目となるが、12日に右肘の張りを訴えて出場選手登録を抹消され、現在は故障班で調整している。
SNSやネット上では「オールスターは辞退した方がいいのでは」と心配する声が噴出。チーム内でも見方は分かれているようだ。チームスタッフの一人は「右肘の張りは痛める前の段階。抹消期間の10日間で状態を戻せると思うし、球宴には間に合うでしょう」と分析。今回の抹消は、万全の状態で夢舞台に臨むための措置との見方を示した。ただ別のチーム関係者は「辞退か出場かは直前ギリギリの判断になると思う」とし、「現地には行って、投げずにファンサービスだけという形もあるかもしれない。無理はさせられない」と慎重だ。
本来の圧倒感を欠く場面も見られるプロ5年目右腕は、球宴のマウンドに立つのか。それとも――。












