代走拒否でひんしゅくを買ったジャイアンツのラファエル・デバース内野手(29)の去就が騒がしくなってきた。

 デバースは21日(日本時間22日)の敵地マーリンズ戦の1点を追う9回、先頭打者のデバースが四球を選び、ヴィテロ監督が代走・コックスを送った。ところがデバースはベンチに手を挙げて「来なくていい」と拒否のジェスチャー。一塁まで来たコックスを手で追い払うようにしたが、結局塁審に促され、ふてくされて渋々ベンチに引き揚げた。この造反劇が一気に注目を集め、デバースは慌てて「誤解だった」と釈明しつつ「少し大げさに騒がれた」と憎まれ口も叩き、騒動は鎮火するどころか、さらなる波紋を呼んでいる。 

 スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は24日(日本時間25日)、同局の番組「スポーツ・センター」に出演し「ジャイアンツは彼をトレードしたい」と発言。そして「ただ2億ドル以上もの給料と、彼のボストンとサンフランシスコの生活では彼の性格に問題があり、現時点では買い手はいない」と続けた。

 レッドソックス時代にシルバースラッガー賞を三塁部門で2度受賞しているデバースは昨季5月に一塁へのコンバートを拒否し、6月にトレードでジャイアンツに移籍。今季は78試合に出場して打率2割3分8厘、11本塁打、37打点を記録している。

 パッサン記者の情報を受けた米メディア「ラリー・ブラウン・スポーツ」は「デバースはジャイアンツが当初トレードで獲得した際に期待していた価値には遠く及ばないものだ。さらに悪いニュースはデバースとの契約が今後7シーズン(2033年まで)残っており、その期間中、彼に年間2850万ドルを支払わなければならないという点である。出来の悪さ、振る舞い、そして膨れ上がった長期契約の間で、デバースはジャイアンツにとって、おそらく取り除くことのできない悪夢となってしまった」と報じた。