巨人は19日の中日戦(東京ドーム)で2―3と敗戦。一気に首位から3位へと転落した。

 6勝目をかけてマウンドに上がった先発・竹丸は、両軍無得点の2回無死満塁から村松に先制適時打、続く田中に左犠飛を浴びて2失点。さらに2点ビハインドの3回には一死から石伊に左翼スタンド中段へソロを被弾し、5回5安打3失点で6敗目を喫した。

 一方で打線は3点を追う5回に岸田の2ランで1点差に迫るも、7回の守備妨害などが絡んで好機を生かすことはできなかった。これには橋上秀樹監督代行(60)も「ヒットはある程度出ましたけどなかなか得点につながらなかった。ベンチサイドの反省はありました」と受け止めた。

 首位奪回へ欠かせないのが新戦力だ。この日の試合前練習には、元中日でナショナルズから移籍した小笠原慎之介投手(28)の姿があった。前日18日に入団会見に出席した左腕だが、早くも後輩たちから左右の靴ひもを結ばれるイタズラをされ、笑顔を見せる場面もあった。

 1年半ぶりに日本球界へ復帰することとなった左腕。チーム関係者の一人は「明らかに投球の幅が増えましたね」とメジャーを経験したことでの変化を指摘。続けて「新球種として取り組んできたスイーパーも定着してきているし、チェンジアップもしっかりと抜けている。MLB球はNPB球に比べて重いうえに少し大きい。この変化にすぐ対応できればこの球種も十分に生かせると思う」とプロ野球での〝活躍条件〟を明かした。

 スイーパーは、メジャーへ挑戦する際に持ち球として新しく導入。新球種の技術を磨いてきたことで、軸や回転数が基準値を満たし、武器となったようだ。

「ブランクは多少ありますが、1年半なので調整力の高い(小笠原)慎之介であれば修正するのにそんなに時間はかからないと思います」と前出関係者。この3連戦のどこかで初めてブルペン入りするというが…。即戦力として期待されている背番号98の一軍登板はそう遠くないのかもしれない。