日本ハムが深刻な〝鷹アレルギー〟に悩まされている。
ソフトバンクに開幕3連敗スタート(みずほペイペイ)を強いられたチームはリベンジを誓った先月中旬の本拠地2連戦でも連敗。さらに必勝を期して臨んだ22日からの敵地戦も、2試合計21失点という一方的な展開で連敗を強いられた。
これで今季は対ソフトバンク7連敗。「打倒・小久保裕紀」を掲げて今季に臨んだ新庄剛志監督(54)にとっても、この負けっぷりは屈辱以外の何物でもない。しかも直前までチーム状態が良化傾向にあった中での連日の惨敗ぶり。宿敵相手の苦手意識は相当と言わざるを得ない。
ただ、鷹にだけ歯が立たないこの異常現象。「苦手意識」という言葉だけでは片づけられない。少なくとも23日の試合は攻守で自滅を招く兆候が見られたからだ。
顕著な場面は1点リードで迎えた3回表の攻撃。一死一塁でレイエスが右前打を放った後、相手右翼手・山本恵が打球をファンブル。この失策で日本ハムは一死一、三塁という追加点の絶好機をつかんだ。だが、続く野村は初球を強振して三併殺。一瞬にして攻勢ムードを失った。
この場面、決して野村の積極策を責めるわけではない。ただ、相手先発・松本晴は立ち上がりから球数を費やすなど明らかに精彩を欠いていた。焦らず攻めればおのずと勝機が舞い込んだ可能性もあったはず。そんな状況下での初球強硬策は、試合の流れをつかむためにも一考の余地があったのではないか。好機を失ったチームが直後にソフトバンクの猛攻を受け、逆転を許したことを踏まえればなおさらだろう。
その後も攻撃では毎回のように先頭打者が出塁したものの、後続が凡退。得点を奪えず、救援陣も相次いで失点を重ねた。この流れでは試合巧者のソフトバンクには、一向に太刀打ちできない。苦手意識払拭の前に、まずは自軍の戦い方を見つめ直す。これが連敗を止めるためにも最優先事項のはずだ。
幸いチームは連日の大敗劇にも関わらず借金はわずか「2」。リーグ4位とはいえ首位との差も4・5と〝混パ〟は続いている。流れを一度つかめば一気の浮上が見込める日本ハム。交流戦にいい流れで向かうためにも、奮起が期待される。












