投手難の波は、鷹の足元をじわりと揺さぶっている。ソフトバンクは20日のオリックス戦(京セラ)に3―8で敗れ、連敗で借金は今季ワーストの「2」に膨らんだ。
プロ2戦目のマウンドとなった先発・藤原大翔投手(20)が3回途中5失点と崩れた。小久保裕紀監督(54)は「育成3年目でここまで成長して自分で得た権利」と若き右腕を責めることはなかったが、「なんとか連敗を止めたい」と厳しい表情を見せた。
これでチームは3カード連続の負け越し。5月の月間成績もここまで6勝10敗と、苦しい戦いが続く。昨年も5月時点では勝率5割付近を推移していたが、指揮官は「中身が全然違う。去年は野手、今年は投手がいない。(戦いが厳しいのは)今年に決まっている」と言い切った。一軍監督就任時から「投手中心の守り勝つ野球」を掲げてきた鷹の将だけに、先発陣の駒不足がチームに与える影響は大きい。試合前にも「なんとかしないといけない」と危機感を口にしていた。
22日からは本拠地に戻り、日本ハムとの3連戦を迎える。得意の交流戦を前に、今季5戦全勝と好相性を示している相手との連戦は体勢を立て直し、浮上のきっかけをつかむ絶好機にも見える。ただ、一筋縄ではいかない事情もある。前回の日本ハム戦は4月11日からの2連戦で、同一リーグながら1か月以上も間隔が空いての対戦となる。期間が大きく空けば、相手選手の状態やチームの戦い方も変わるだけに、チーム内からは「これだけ間が空くと前回とは流れも全然違う」と警戒の声も上がった。
対する日本ハムは5月を10勝7敗と勝ち越し、勢いを持って乗り込んでくる。好調な相手を再び封じ込めれば、さらに嫌な印象を植え付けられるはずだ。しかしながら前回の対戦時とは大きく異なり、チーム状況が余りにも悪い。鷹は連敗ムードを断ち切り、再浮上のきっかけもつかんで交流戦へ向かえるか。












