GHCヘビー級王者のYoshiki Inamura(稲村愛輝=33)が、OZAWA(29)への怒りを爆発させた。

 稲村は28日、都内で行われた5月2日の東京・両国国技館大会に向けた会見に出席した。V7戦で相対するシェイン・ヘイストと出席予定だったが、その前にOZAWAと内藤哲也の乱闘に割って入り登場。2人を制して止めに入ったが、OZAWAに口に含んだ水を吹きかけられると激高し、テーブルにたたきつけてKOした。

 この行動を振り返り「できればああいう行動はしたくなかったです。やっぱりTPOをわきまえる行動というのが必要だと思います。本当はただ出ていってその場を収めたかったんですけど…」と謝罪だ。それでも「やっぱりミスターOZAWAは言うことを聞く人じゃないんで…。ついああいう行動に出てしまいました。まあいろんなフラストレーション、イライラがたまっていて…」と天を仰いだ。

 フラストレーションの最大の原因はもちろん、OZAWA発言をきっかけに行われているファン投票だ。GHC王座戦よりも自身の内藤戦がメインにふさわしいとするOZAWAの発言を受けて、ノアの「X」の公式Xアカウントで投票が行われることになった。これに王者は「アイ・ドン・ケア、つまり『気にしない』と言いつつもやっぱり気になります。結果どうこうではなく公式とかでやられてしまったことにね」と表情を曇らせる。

 その理由として「団体としてベルトの価値をプロテクト、守っていかなきゃいけないのに、どうなのかなと」と指摘。この会見開始時点で王座戦の支持は44%と過半数を割っているが「ミーとシェインよりミスター内藤の方がフォロワーを持っているので、この結果はミー的には分かっていたことです。推しの人をメインで見たいというのは当然の感情なのでそこを否定するつもりも非難するつもりもないんですけど、それを分かった上でプロレスリング・ノアが公式(アカウント)でやるというのは…。フラストレーションがたまりますよ」と不信感を口にした。

 ただし、王者は怒りに動かされるつもりはない。試合に向けて「そのフラストレーションを自分の力にするだけで、ミスター・シェインに向けることはありません。フラストレーションを強い思いとパワーに変えてシェインとファイトしたいです」と冷静だ。

 その上で無礼千万なOZAWAに「いずれワン・オン・ワン(1対1)で決着つけたい。彼のプロレスへのアビリティー(能力)、パッション(情熱)はあると思うんで」と決着を熱望。最後に「あと、OZAWAは、対戦相手がミスター・内藤であるにもかかわらずマインド(意識)がいろんな方向に向いているというのはどうなのかなと。コンディションが悪いと言われている中でも相手はミスター内藤ですから。対戦相手に対するリスペクトが足りないんじゃないですか? ウソでも内藤哲也に真っすぐに向かってほしいですね」とくぎを刺し、スマイルするのだった。