和製大砲がついに帰ってきた。カブス・鈴木誠也外野手(31)が10日(日本時間11日)、本拠地シカゴで行われたパイレーツ戦から戦列復帰。「5番・右翼」で先発出場し、3打数1安打、1四球と2出塁で塁上をにぎわせた。

 WBC日本代表として出場した鈴木は準々決勝のベネズエラ戦で二盗を試みた際、右ヒザの後十字靱帯を負傷。開幕を負傷者リストで迎え、マイナーでの実戦を経てこの日からメジャーに昇格した。昨季は右打者の日本選手として史上最多となる32本塁打を記録。米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」も復帰に際して「カブス打線は大幅な強化が見込まれる。今季まだ1試合も出場していない彼にとって素晴らしいニュースだ」と伝えるなど、期待は高まっていた。

 実際、三ゴロに倒れた第1打席に立つ直前には、地元のファンから大きな拍手で迎えられた。そして4回の2打席目は一死一塁から外角のボールゾーンに投じられた95・1マイル(約153キロ)の直球を右前へ運び、さっそく今季初安打を記録した。

 だが、6回は無死一、二塁のチャンスで空振り三振。後続の打者も凡退し、得点につなげられなかった。打線そのものも相手の3安打を上回る6安打、7四球を選びながら2併殺で無得点。先発で6回までノーヒットノーラン投球を続けた今永昇太投手(32)に今季初勝利をプレゼントできなかったばかりか、ナ・リーグ中地区で最下位に沈むチームは6勝7敗となり、借金生活に突入してしまった。