DeNA・深沢鳳介投手(22)が7日の中日戦(横浜)にプロ初先発初登板を果たし、4回を投げ6安打1失点。初白星こそつかなかったが、先発投手としてゲームをつくり5―3の勝利に貢献した。

 2021年のドラフト会議で専大松戸高から5位指名された右腕は、トミージョン手術→リハビリを経ての待望の一軍マウンド。初回に1点を失ったものの、その後はコーナーを突く繊細な制球を取り戻し、竜打線を封じ込めた。

 4回には二死満塁のピンチを背負うも、田中を空振り三振に打ち取り窮地から脱出。直球、スライダー、カーブの計5球全てを外角低めのコーナーへ集中させるコントロールが光った。正念場での配球を試合後の相川監督は「あそこでああいう球を(アウトローに)投げ切れるのは深沢の投球。コマンドがあるのは十分に理解していますし、長所も十分に出せたかなと思います」と高く評価した。

 球数が88とかさんだこともあり右腕はこの回限りでお役御免。深沢の奮投に応えたい打線はその裏に計5本の長短打を集中させる一挙4点のビッグイニングで4―1と逆転に成功。新生ベイは今季の本拠地初勝利を挙げた。

 ゲーム終了後、報道陣の取材に応対した深沢は「まずはチームが勝てたことが一番」と爽やかな笑みで語る。プロ初となる横浜スタジアムでの一軍戦。ナイターゲームとは縁の薄かった〝二軍選手〟は「プロ野球って感じがしました(笑い)。デーゲームとは雰囲気が変わってて」と相好を崩しながらマウンドから見えた風景を振り返った。