ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)は3日(日本時間4日)に本拠地シカゴでのブルージェイズとの本拠地開幕戦に「2番・一塁」で先発出場し、4打数1安打だった。打率2割4分。チームは延長10回の熱戦の末、5―4でサヨナラ勝ち、2勝目(5敗)を挙げた。

 初回無死一塁の第1打席、レート・フィールドの満員のファンは期待の新戦力を大歓声で迎えた。カウント1―1から右腕シースのカウント1―1からの3球目、真ん中低めの98・9マイル(約159キロ)のフォーシームを力負けせずに捉え、打球速度107・5マイル(約173キロ)の痛烈なライナーで中堅左に運んだ。本拠地1打席目で放ったあいさつ代わりの一打に観客席にボルテージはさらに上がった。続くバルガスの一ゴロをベースカバーに入ったシースが落球して1点を先制した。95マイル(約153キロ)以上の速球が課題と指摘されているだけに納得の安打だった。

 1―1の3回先頭は全て変化球でフルカウントからの6球目、外角高めのスライダーにバットは空を切った。4回二死一塁は初球、外角低めのスイーパーで遊ゴロに倒れた。7回先頭は左腕リトルに幅と高低を意識させられて、最後は真ん中低めのナックルカーブに手が出ずに見逃し三振。

 最大の見せ場は9回二死二塁。一打サヨナラのチャンスにファンのボルテージも上がったが申告敬遠で歩かされた。脅威と認識された証明だ。

 延長10回二死三塁でスプリンガーが三ゴロに倒れたが、送球を受けた村上の左足がベースから離れたため勝ち越しを許した。しかし、直後の10回裏二死三塁でヒルが三塁前にバント安打を決めて同点に追い付き、ピーターズが右翼線にサヨナラ安打。劇的勝利に村上も笑顔で歓喜の輪に加わった。慣れない一塁守備では課題も見えたが、地元ファンの心をガッチリつかんだ。

 注目された岡本との初対決は試合も打撃内容も勝った。