波乱と名勝負が続いた第6回大会はベネズエラの初優勝で幕を閉じたが、一方でWBCとMLBワールドシリーズ(WS)の〝どっちがすごいか論争〟はまだ続いているようだ。
世界規模で行われる3年に一度の大会と、MLBの頂点を決めるWSはいずれも野球ファンのみならず人々を魅了する大イベントだが、決勝戦を中継した米中継局「FOXスポーツ」の解説者でヤンキースのスターレジェンドのデレク・ジーター氏(51)までも論争に〝参戦〟した。
ジーター氏は「WSよりも規模が大きいという人はWSに出場したことがない人だと思う。人は常にどちらかが大きいとかを比較しようとするものだ。まったく違うものだ。引退すると『何回優勝したの?』と聞かれるのは当然だ。WSに出場し、162試合のレギュラーシーズンに加えてポストシーズン(PS)を戦い抜くのは容易なことではない」と放送中に私見を述べた。WSに7度出場し、5度優勝の勲章を持つジーター氏。1次ラウンド4試合を含めて7試合をこなして世界一に到達するWBCとはまったく価値が異なり、比較されるのも不愉快かもしれない。
比較論をめぐってはケガで母国プエルトリコ代表を断念したドジャースのキケ・ヘルナンデスが「僕はWSに5回出たけど、WBCの方が格上だと感じる」と発言し、物議を醸した。4強ドミニカ共和国のロドリゲス(マリナーズ)は「僕はマリナーズが大好きでグラウンドに立つたびに全力を尽くしている。でもWBCで優勝することが何より一番の目標です。これは私の国のため、街や人々、全ての人のためです。私にとって一番大切なことです」と「ファウルテリトリー」で愛国心を強調している。
またヤンキースの主将で〝直属の後輩〟ジャッジも今大会で「正直言って僕がWSよりも規模が大きい。ファンの情熱は他に類を見ない。特にメキシコとの試合は素晴らしいものだった」と熱狂ぶりに圧倒されたとしている。WBCフィーバーが吹き荒れた中、ジーター氏も「アメリカ代表のジャージを着るのは最高の栄誉だ。この大会が過去20年間でこれほどまでに成長した事は素晴らしい」と賛辞を送ったが〝一緒にしてくれるな〟がホンネかも…。












