第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は17日(日本時間18日)に米マイアミで決勝が行われ、ベネズエラが米国を3―2で振り切って初の大会制覇を果たした。準々決勝で日本を破り、最後は優勝候補を撃破。安定感あるリリーフ陣がチームを支え、悲願の世界一を成し遂げた。

 勝利投手はオリックスのアンドレス・マチャド投手(32)だった。この日は2点リードで迎えた7回二死一塁の場面で救援登板。今大会は主に「8回の男」として君臨してきたが、ピンチの芽を摘むべく投入され、ウィル・スミス(ドジャース)を力ない邪飛に抑えた。

 さらに守護神・パレンシアにつなぐべく、8回もマウンドへ。だが、意地を見せる米国の主砲・ハーパー(フィリーズ)に同点2ランを浴びた。この日が大会最多6試合目の登板にして、回またぎ。マチャドの奮闘を知る仲間たちは直後の9回に勝ち越し点を奪い、そのまま歓喜の瞬間を迎えた。

 大会を通じて奪三振率は驚異の「14・21」をマーク。セルパ、パレンシアとともに盤石のリレーで試合を締めてきた。チームが優勝に至るということは、おのずと出番が増すポジションとはいえ、誰よりもフル回転したのは事実。登板数に加え、決勝の回またぎ登板を見守った野球ファンからはSNSなどで「マチャドはオリックスがベネズエラに完全開放」といった感想が寄せられ、右腕の奮闘ぶりが大きな話題を呼んでいる。