第6回WBC準々決勝が16日(日本時間17日)に米マイアミで行われ、ベネズエラがイタリアを4―2で下して初の決勝進出を決めた。前回王者・日本を準々決勝で退けたベネズエラの躍進が止まらない。そんな勢いに乗るチームの中で、救援陣を支えるNPB助っ人が抜群のパフォーマンスで存在感を放っている。

 オリックスのアンドレス・マチャド投手(32)は今大会5試合に登板して、ここまで5回無失点、奪三振率14・40という圧巻の数字をマークしている。この日の出番は2点リードの8回だった。先頭を158キロのツーシームで三ゴロに仕留めると、続く打者は150キロのチェンジアップで空振り三振。最後もこの日最速161キロの真っすぐで空振り三振を奪い、わずか9球で三者凡退に封じた。

 今大会の圧倒的な投球に、普段はメジャーを主戦場にする米メディアの報道陣も色めき立っている。中でも敏腕記者として知られるフランシス・ロメロ記者は自身のXで「アンドレス・マチャドはこのワールド・ベースボール・クラシックでブレークしたスター選手の一人です。2017年から2023年にかけて、日本へ渡航するまで彼はこの速球派としての地位を確立するのに苦労しました。彼は5イニング、8奪三振、98~99マイルの速球、そして92~93マイルのチェンジアップを投げています」と投稿。NPB移籍を経て潜在能力を開花させた姿をセンセーショナルに伝えた。

 2024年から加入したオリックスでは昨季まで2年連続50試合以上に登板し、いずれも防御率2点台前半と安定した成績を残してきた。チームでクローザーを託され、今回のWBCは前回に続き2大会連続の選出。決勝の舞台に立つNPBプレーヤーが脚光を浴びている。